2008年4月12日土曜日

実を言うと 一冬で 何度かは 不安定な 雪面に 出会っている


実を言うと 一冬で 何度かは 不安定な 雪面に 出会っているのです。

降雪中 や 降雪直後 あるいは  堅い雪面にの上の 不安定な雪 南風で 急速な 温度上昇時 など 色々な ケースがあるのですが、

実際 私のよく通う山域でも 不安定に雪が付いた 斜面で 足下から パサーと 板状の雪の層が 崩れるのは そう珍しいことではありません。

危なげな 不安定な 雪庇の辺りを 通過するのも よくあることなのです。
崩壊過程の 雪庇に 出くわして 肝を 冷やしたこともあります。

雪崩れた跡に出くわすのも ありますが、 朝 通った時は 大丈夫だった 雪面が 夕方 帰途に通るとき には 斜面が崩れていた ということもありました。

長年 登っているから 大丈夫 だというのは 無知の延長線 です。

何度か 危ない 経験するたびに 積雪期の山は 無雪期とは違う 難しさがあると 感じるようになっています。
雪の 山は やはり 何が起きても おかしくない というのが 本当のことなのです。


★ 雪国に 比べ 事故例は少ないものの

四国では 雪の 絶対量が少ないから まだ 事故にならないケースが多いのでしょうが、やはり それでも 積雪は 降るところには、降ります。

積雪が少ないから 却って 無知から くる 危険感受性の低さが 問題なのでしょう。

★ 昭文社の 山と高原地図 

昭文社の 山と高原地図「石鎚、四国剣山」  で よくみて見ると 積雪期の トラバース注意などと 地図上に書きこみされた ところがあります。 それなりに 過去の危険データ を基に 書かれていることで 疎かには出来ません。

積雪期の ルートの取り方は 雪面の状況次第で 色々 変わらなければいけない のが 基本です。

夏道 通りの 赤テープに 惑わされて 積雪期の ルートの取り方の基本が 取られていなかったりしていないか 反省 してみる必要があります。

雪のルートは 積雪状態など 自分で きちんと判断していくことが 大事なのです。

★ 夏道沿いの 赤テープ

雪のあるときは 本来 積雪期用の 雪道を利用すべきです。
場所によっては 夏道と 冬道が 同一 といったところもありますが、夏は通れても、雪があると 危険だ という 所もあります。

また 積雪期であっても 雪の量 雪質など考えて その都度 ルートの取り方など 判断することになります。

赤テープが あるから 雪道だ と思うのは 誤りで、自己の判断で、雪道を 決定すべきです。

むやみやたらの赤テープは 百害あって 一理なし ではないでしょうか。

私の 赤テープへの考えは ここにあります。 赤テープ考

2008年3月8日土曜日

三嶺山頂 2008年3月8日 雪崩目撃





三嶺山頂 2008年3月8日 雪崩目撃


三嶺 「-0.3度 1.3m 西風弱い。快晴。剣山 次郎笈 天狗塚 矢筈山系など
すべて見える。南面で雪崩 目撃。」

三嶺山頂は風弱く、快晴。長居をしていると、突然、山頂南面で雪が崩れた。
スローモーションのようだったが、雪崩中にはカメラのシャッターは間に合わず、直後の写真がとれただけだった。