2017年12月21日木曜日

2017-2018シーズンのアバランチナイトで思ったこと


2017-2018シーズンのアバランチナイトで思ったこと

 ■アバランチナイト NPO法人日本雪崩ネットワークのアバランチナイト アバランチナイトは雪崩事故防止活動などで活動しているNPO法人日本雪崩ネットワークが雪崩事故防止啓発のために行っているセミナー。

 ■昨 2016-2017年のシーズンの雪崩死亡事故は14件、21名。 内訳は 7件が登山、スキー2件。ボード2件。スキーパトロール1件、その他2件。 なかで注目すべきは組織登山者、経験年数を経た ベテランの事故が多いこと。 某山岳団体の大ベテランも事故に遭遇。

■経験者に ありがちなのは 数多くの経験によって とかく いままで 大丈夫だったから 今回も まあ大丈夫ではないかと 判断しがちになること。

あとで 検証すれば 途中までは いい判断 いい判断 いい判断を それなりに適切に行っていたが 最後に 雪崩に巻き込まれた。 では途中まで良かったのに なぜ最後に事故にあったかは 本当のところ よくわからない。 

お亡くなりになった ご本人に 聞くしかないしかないのだろう。

 ■かように 自然界には 分からないこと 知らないことがいっぱいある。

大局的にみれば 大自然の悠久の営みに比べ 一人の人間のたかだか数十年の経験など しれているのだ。

 自然は、人知を超えたものがあり 実際 何が起こるかわからない。

■もともと 山の雪は案外 「丈夫で安定している」という。

だが このことで 熱心な人ほど自信過剰に陥りやすい。

つまり 謙虚さがなければ、経験は過信につながる。
 雪山では 過去の経験は たかがしれていると つねに謙虚さを忘れず すこし おっかなびっくりの 臆病なぐらいが ちょうどいいのかもしれない。

 

ThinkSnowのなかに 私の写真もあり 使っていただき 光栄でした。

 

2017年6月8日木曜日

ブラックダイアモンド ジェットフォース エアーバック


2017年5月31日のセミナーで  充電式 エアーバックが 実際に作動する様子を 拝見することができた。
雪崩対策で 従来の 3種の神器 はビーコン スコップ プローブ。

  それに加え いま欧米ではエアーバックが かなり普及しつつあるという。

ブラックダイヤモンド ジェットフォースは充電式リチウム電池で空気充填200リットル、満充電で雪崩遭遇4回まで対応可能。

4秒で空気充填し、はじめ3分間は空気補充。3分後 自動的に空気を抜き 200リットルの呼吸空間をつくり、生存脱出のための空間を確保。

ジェットフォーステクノロジーを搭載し、雪崩に遭遇したときのリスクを軽減。



実際、雪崩に遭遇した際の 映像。
2017年1月11日 Whistler, British Columbia, Canada 


ブラックダイアモンド ジェットフォース エアーバック
サーガ 40 ジェットフォース 40リットル

https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/info/2016/IF2016_BD_Jetforce.html

サーガ 40 ジェットフォース
http://www.lostarrow.co.jp/store/g/gBD46100001004/

取扱説明書
https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/support/manual/OM_BD_Jetforce.pdf

2015年2月12日木曜日

『山岳雪崩大全』雪氷災害調査チーム 編 2015年2月5日 初版 山と溪谷社



『山岳雪崩大全』雪氷災害調査チーム 編 2015年2月5日 初版 山と溪谷社

 『最新雪崩学入門』1996、続編 『決定版雪崩学』2002 に続く 続々編といえる本で 雪崩について ことに 登山 スキー、スノボ などの対象となる山岳地帯での雪崩についての最新の 知見が盛り込まれている。

事故事例の分析も 新しい。

2013年11月23日の立山 真砂岳での7名死亡
2012年の三段山
2011年 猫魔ヶ岳
など など

もとより 雪は

「こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪」
など どころではない ぐらいに

つねに刻々と 変化し 氷か、水か、大気に昇華か などと 七変化どころか 変幻自在に 千変万化する。


降雪後 雪質や形の変化とともに 天候により 場所的には 同じ場に とどまって いる雪もあるし 風に飛ばされたり 重力にしたがって 移動していく 雪もある。

短時間 あるいは 長時間かけて 地球の重力の法則に したがって 低い方に 低い方に 徐々に あるいは 急速に 急激に 動いたりする雪も でてくる。

雪崩の速度は 新幹線のような 超スピードになったりするし、氷になって動く 氷河などは じわじわ と 年に何センチとか ゆっくり ゆっくりと 低きに流れるように 下に下に流れていく。

雪の変化 移動の 変幻さなど 姿や形や動きなど 人間がすべて わかったとして理解して 雪の動きを予測し 察知するのは、たいへん難しいことだ。

たとえ ほんの少しの 雪の動きの 予兆でも 細心の注意で 探し出すことさえも そうたやすいことではない。

むしろ 本書を見れば 雪の変幻さは ますます わからないことの方が 多いのでは と思ったりもする。

実際のところ わからないことばかりなのだろう。

そんな状態でも 我々は どうすれば 少しでも より 安全に 雪山に接することができるか?


 雪山では どう準備し どう行動すれば ど少しでも危険リスクを減らすことができるのか?

そして 不幸にも もし 万が一 雪崩にまきこまれたときの対処の方法 など  しっかりした指針を本書は示唆してくれて、最新の情報がしっかり盛り込まれ 「大全」にふさわしい 内容になっている。

 この本を読んで とくに ずばり気をつけなければと 思ったのは 以下の

 佐々木大輔氏の 実際体験の話。


「-------他人のシュプールがどれほどあっても、安心はできない-------」
というのを

 スキーヤーを 登山者流 で言えば

「他人のトレースがいくらあっても 安心はできない。」
ということになる。


以下 本書からの引用。182-183ページ 佐々木大輔氏
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■2006年2月フランス トロワバレー クーシュベル。

(ガゼックスとは ガスによる人工雪崩発生器)

「------ガゼックスによるコントロールがあり 数百人の滑り手が滑った後であっても、時には雪崩のトリガーになるスイートスポットが残る、ということだった。」

■2013年11月23日 立山

(この日 7名死亡の雪崩遭難が発生した)

「 すでに 数十人の滑り手がこの斜面を滑っていたのだが、この夕方近い時間までスイートスポットが残されていたようだ」

「このふたつの事例を間近に体験し、他人のシュプールがどれほどあっても、安心はできないと心に刻み込んでいる。」佐々木大輔氏
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2015年2月6日金曜日

2015年2月1日 お亀岩から 天狗峠までの区間 




獲物を追う 猟師は 雪面に残された 動物の足跡から 多くの情報を得て 的確に 判断する。

同様に 雪面に残された 登山者のトレースから いろいろな情報を 得ることができる。

 登山者トレースから 単に人数 履物 歩幅 ペース 装備 など 表面的な 動きや 情報を読みとるだけでなく ルートのとり方などから  経験 判断力 など 大げさに言えば 山に対する考え方までも 知ることができる。

2015年2月1日 お亀岩から 天狗峠まで まだ新しいトレースがあった。

雪庇などの危険個所など 含む お亀岩 天狗峠のあいだでは
ルートのとり方が 危険回避のキーポイント。

2015年2月1日 天狗峠迄の間のトレースからは 先行の 一行は 基本を押さえた 手堅い 動きをしている 感じがし、山に対して 取り組む真摯な姿勢も 伝わってきた。

もっとも 雪山は天候 雪質など 与えられた条件は 時々刻々 変化する。

ことに 四国のような 南国の雪山は 一日のうちで 雪質の変化が 激しい。

先行者がトレースをつけた時間には 正解でも 何時間か経過したあとに 後続が 通過する時間帯には 状況が一変していることも多い。

やはり 通過する その時間にあわせて 自分なりに その都度 的確にルートを判断して進んで いくことが求められる。


過去には おなじ お亀岩 天狗峠 間で 目を疑うような光景に出くわしたこともあった。
2010年1月24日 全く無知なパーティーを目撃し驚いた。


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温暖な地域でも 、雪山は 危険が一杯。


http://www.youtube.com/watch?v=mGAh8R0AJCQ

2015年2月5日木曜日

西熊山 南面 一週間後 みると 案の定 雪崩れていた。

西熊山 南面 一週間後 みると 案の定 雪崩れていた。




2015年1月24日 西熊山 南面




2015年2月1日 西熊山 南面




2015年2月1日 西熊山 南面



2015年1月24日グライドで おおきな クラックがはいり

もうすぐ雪崩れるとおもっていたが


一週間後 みると 案の定 雪崩れていた。


前週1月24日に続けて 2月1日も

西熊山 山頂へ 稜線つたいにたどるのはやめて
より安全側のルートを辿った。




北側の斜面でも 風が吹いて注意するのは
吹き飛ばされた雪の堆積で できる ウィンドスラブ


この付近の山域 矢筈山で


一見 安定しているようにみえる 雪面が 亀の甲羅状に 一気に崩壊するなど
ウィンドスラブには 過去  痛い目にあったこともあり


風で吹き飛ばされてきた雪の罠

ウィンドスラブ帯があるかもしれないので はいりこまないように

雪面を より注意深く 読んで進んでいかないといけない。

2014年2月2日日曜日

2014年2月2日 お亀岩避難小屋

2014年2月2日 お亀岩避難小屋

2014年2月2日 三嶺 天狗塚の 縦走途中 

お亀岩避難小屋を見ると 裏側の斜面で雪崩が発生し デブリが小屋の近くまで押し寄せていました。

デブリを見ると 本日のと 前日以前のと ありましたが
今回は 屋根の落雪が ガードしたような 形で ギリギリ セーフでしたが
まだ 裏の斜面には 大量の崩壊予備軍のような 雪塊があり まだ 次の崩壊が心配です。

(2011年)平成23年2月26日に比べ まだ雪崩の量が少なく デブリも寡いですが 今後 更に 崩れそうで 注意が必要です。


http://youtu.be/y2xyyHYF1Jk




ピカサ写真アルバム


2014年2月2日お亀岩避難小屋





















2014年2月1日 お亀岩避難小屋と 24時間後の 2月2日 お亀岩避難小屋
2014年2月2日お亀岩避難小屋には雪崩が 押し寄せていましたが
前日 2014年2月1日9時半頃お亀岩避難小屋を rikimaru_R様  2LTSR20DEK6A様 が訪れており写真提供いただきました。ありがとうございます。ヤマレコ


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2014年2月1日お亀岩避難小屋 rikimaru_R様  2LTSR20DEK6A様 撮影


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2014年2月1日お亀岩避難小屋 rikimaru_R様  2LTSR20DEK6A様 撮影

2月1日には 小規模雪崩ですが 24時間後 2月2日昼には 更に大きく雪崩発生した お亀岩避難小屋。


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2014年2月2日12時50分頃は お亀岩避難小屋は 斜面からの雪崩が 押し寄せていました。


デブリの経過時間を見ると 
1日にも 雪崩れ 2日にも 何回かの雪崩が発生しているようで、たまたま 屋根の落雪がブロックとなって 助かったのですが その後の経過 が心配です。

2日 季節外れの暖かさで さらに 一気に緩んだ雪面。

 天狗峠 東面 南面で 真新しい デブリ など 縦走中 何箇所もの 雪崩痕を確認いたしました。

季節は急速に進み、雪解け は突然 襲ってくるようで 山中いたるところ 本当に危ない時期 本当に気をつけないといけませんね。

お亀岩避難小屋 2月2日


天狗峠 東面 2014年2月2日


天狗峠 南面 2014年2月2日

2014年1月24日金曜日

2014年1月25・26日 今週末は 気温上昇と 降雨。 山域の 積雪は 不安定になりそうだ。

今週末は 気温上昇と 降雨。 山域の 積雪は 不安定になりそうだ。

今週末は 気温上昇と 降雨。

山域の 積雪は 不安定になりそうだ。

よく通う 四国の山域でも
 とくに 気をつけなければいけないと思う。

過去には

雪庇とか
ウィンドスラブなど

ヒヤッとしたことなど 数多くあり

雪山は積雪状態 雪質 次第で
 登れる時は登れるが
登れない時は 登れない。

やはり 山をのぼるときは

気持ちが先にいっても
 状況を冷静に 的確に判断し
 状況に合わせた行動ができるようにしなくてはいけない。

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「山域とアバランチサイクル

アバランチサイクルとは、気象現象に関連して積雪がとても不安定になっている期間のことです。

典型的なものは、多量降雪の最中とその直後、急激な融雪を引き起こす気温の激しい上昇や多量の降雨など、極端な気象現象を原因としています。」

『雪崩リスク軽減の手引』出川あずさ・池田慎二著 日本雪崩ネットワーク 2010年

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徳島県 三好市 東祖谷 旧東祖谷山村 の 積雪情報など
下記 ブログは 大変参考になります。

とくしま山だより
徳島県三好市東祖谷(旧東祖谷山村)東祖谷からの山里だより

http://blog.goo.ne.jp/sukokun

H25年12月28日・大雪の東祖谷 とくしま山だより様
[parts:eNozsjJkhAOz1FQjkyTTFLdiLy/3Kk83r8pI+6LUHFsDJhMLAyZjMwMmAwDdAwoc]
http://youtu.be/FsJJGzIFJyY

上記ユーチューブを見ると
12月29日 三嶺  雪が多かったのが よくわかりました。